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脂漏性湿疹の原因と対策!おすすめの低刺激シャンプーとは?


頭皮トラブルといっても色々ありまして、頭皮に湿疹ができたり、乾燥により頭皮が剥がれパラパラと粉のようなフケが出たり、かさぶたのような大きめの湿ったようなフケがでたり症状は様々です。

そんな頭皮トラブルの中でも多くの方を悩ませているのが脂漏性湿疹と呼ばれる頭皮トラブルです。

ここでは男女問わず悩ませる脂漏性湿疹の原因と対策法、そしておすすめのシャンプーについてご紹介します。

脂漏性湿疹の原因とは?

まず脂漏性湿疹が起こる流れについて簡単に説明しておきます。

一番オーソドックスな流れでいうと、
頭皮の皮脂分泌が盛んで、皮脂を栄養に増殖するマラセチア真菌といわれるカビ菌によって炎症やフケが起こるという流れです。

※ちなみにニキビの原因菌としてはアクネ菌が有名ですが、マラセチア真菌が原因のニキビもあります。

脂漏性湿疹は早めに対処しないと、どんどん悪化していってしまいます。

悪化する理由としては、マラセチア真菌の増殖による炎症が治まらず、頭皮がどんどん弱っていき敏感になり、余計に炎症などを引き起こしやすくなるからです。

そのため、皮膚科で診察を受け、抗真菌薬を処方してもらい、医師のアドバイスに従って治療していくことが大切です。

一応、抗真菌効果のある成分が配合されたシャンプーも販売されたりしていますので、試してみるのも良いですが、頭皮があまりに敏感になっていると、シャンプーに配合されている成分次第では頭皮を刺激し、シャンプーが頭皮トラブルを生み出すことにもなりかねません。

そもそも、脂漏性湿疹の起こるメカニズムで説明した、頭皮の皮脂分泌が盛んという状態自体が頭皮環境悪化を示すシグナルなのです。

頭皮の皮脂分泌が過剰になる理由は様々です。

いくつか例を挙げておきます。

①ストレス
②疲れ
③睡眠不足
④食生活の乱れ
⑤脱脂力・洗浄力の強いシャンプーの使用

上記の①~④は免疫力の低下を招きます。

⑤に関しては頭皮の乾燥もしくは脂性肌を招く原因となります。

また、原因は1つではなく、①~⑤のいずれかが複合されていることが多いです。

免疫力の低下は皮膚常在菌のバランスの乱れを招きます。

そして、原因を改善しない限り、病院で脂漏性湿疹の治療をして治ったとしても、再発の恐れが高くなります。

そのため、治療と同時に再発防止のための予防ケアを行うことが大事です。

脂漏性湿疹予防でやっておきたい日々の対策は?

脂漏性湿疹予防としてやっておきたいことは、上記で挙げた①~⑤の項目の改善です。

つまり、
ストレス解消、疲れを取る、睡眠不足の解消、食生活の改善、シャンプーの見直し
を行うことが予防対策となります。

しかも、予防対策として行うことは頭皮環境を整えることにもつながりますので、治療とは別にご家庭で対策していくことで脂漏性湿疹の改善にも役立ちます。

ストレスや疲労は思っている以上に免疫力を低下させます。
睡眠不足や食生活の乱れも短期間であればそれほど影響ありませんが、慢性化すると気づかぬうちに免疫力が落ちていきます。

また、免疫力だけでなく、食事によって栄養を摂取し、体内の必要な箇所に血液に乗って運ばれて細胞が正常に作られていきますが、睡眠不足や食生活の乱れなどはそういった体内生成サイクルを乱します。

もちろん、皮膚細胞の生成にも影響が出てきて健やかな頭皮を保てなくなります。

そのため、しっかりと健やかな頭皮が作られるように日々の生活を見直すことも大切です。

そして、シャンプー選びも大切です。

シャンプー選びでおさえておきたいポイント

脱脂力や刺激・洗浄力が強いシャンプーを使用していると次の2パターンの症状が表れやすくなります。

①頭皮の乾燥
②脂性肌頭皮

乾燥とオイリー肌、全く異なるようですが、実は原因に共通点があります。

脱脂力が強いシャンプーを使っていると頭皮の皮脂や表皮の天然保湿因子やセラミドなどの潤い保持成分が溶けだし、頭皮が乾燥してしまいます。

反対に、天然保湿因子やセラミドが溶け出すと皮脂の過剰分泌を招くことにもつながることもあります。

そのため、乾燥肌頭皮とオイリー肌頭皮に分かれてしまうわけです。

つまり、適度な脱脂力や洗浄力で低刺激なシャンプーを使うことで頭皮の乾燥や脂性肌頭皮予防につながります。

そのためにはどうやってシャンプーを選べば良いのでしょうか?

低刺激で適度な洗浄力・脱脂力のシャンプーの選び方をご紹介します。

こんなシャンプーがおすすめ

適度な洗浄力・脱脂力、そして低刺激なシャンプーを選ぶ際に見るべきポイントは2つです。

「洗浄成分」と「無添加」です。

洗浄成分というのは界面活性剤のことですが、
種類があります。

イオンの性質によって分けられていて、
陽イオン界面活性剤
陰イオン界面活性剤
両性界面活性剤
非イオン界面活性剤
の4タイプに分けることができます。

シャンプーやボディソープなどに多く使われるのは陰イオン界面活性剤と両性界面活性剤です。
非イオン界面活性剤は洗剤に使われ、陽イオン界面活性剤はリンスやトリートメントに使われます。

両性界面活性剤は低刺激な成分が多く、ベタイン系と呼ばれる洗浄成分お両性界面活性剤に含まれ、ベビー用のシャンプーやソープに使われたりしています。

他にもアミノ酸系洗浄成分やグルコシド系、石鹸系も低刺激な洗浄成分となっています。

ベタイン系でもアミノ酸系でもグルコシド系でも石鹸系でも良いのですが、硫酸系やオレフィン系は刺激や脱脂力などが強いため、避けた方が良いでしょう。

そして、無添加については、なるべく多くの刺激となりえる成分が対象となっている方が良いです。

合成香料・合成着色料・パラベン・安息香酸・PG・エデト酸・トリエタノールアミン・シリコン・エタノールなどが無添加の対象として挙げられやすい成分です。

その中でもおすすめの無添加は旧表示指定成分無添加です。

脂漏性湿疹で頭皮が敏感になっている際には、硫酸系やオレフィン系以外の低刺激な洗浄成分が使われ、旧表示指定成分をはじめなるべく多くの刺激となりえる成分が無添加のシャンプーがおすすめです。

さらにいうなら、配合成分数が少ないシャンプーが良いです。

洗浄成分・無添加・配合成分数が少ないシャンプーとしては、ドルチボーレアマンナシャンプーがおすすめです。

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